管理人の読書日記 |
管理人が愛してやまない行橋市立図書館コスメイトで借りた本を多めに紹介したいと思います。
行ったことがないという方は、行橋在住では少数派なのではないでしょうか。いろんなイベントがありますから。
コスメイトにある椅子は座り心地が良くて、同じのが欲しいと前々から思ってるんですが、どこかで売ってないでしょうね?
読んだ日 | タイトル | 作者(訳者) | 出版社 | 価格など | |
2008/9/2 | 『コルチャック先生』 | 近藤康子 | 岩波ジュニア新書 | 650円 | まだ読みかけなので感想は読み終わってから… |
2008/9/2 | 『ザ・ゴール』 | エリヤフ・ゴールドラット | ダイヤモンド社 | 1600円 | 昔読んだものを再読しています。一回読んだくらいじゃ頭に残らないので。閉鎖直前の工場を任された主人公が、大学時代の恩師に偶然再会して工場を閉鎖から救うという仕立ての物語で、問題解決の技法を小説を楽しみながら身につけられるというもの。 ストーリー自体が面白いので、楽しめます。 |
2008/7/21 | 『モリのアサガオ』1〜7巻 | 郷田マモラ | 双葉社 | 600円+税×7冊 | コミックス。平成19年度文化庁メディア芸術祭大賞受賞。あまりにも難しい死刑という問題を正面切って扱ったドラマにたじたじしました。 死刑に関しては慎重であるべきですが、それでも死刑制度は必要だと言うのが個人的な考えです。現在の犯罪の多さを考えると、厳罰化は避けられないと思っています。保釈金制度にも疑問があります。他とは替えがたいものは、地位やお金で差をつけるべきではないと考えるからです。 この世で最も替えがたいものは命と時間ですが、現行の死刑制度で一番問題になる、死刑当日まで本人に知らせないというのは早急に変えていただきたいですね。 |
2008/6/16 | 『雨の名前』 | 高橋順子/佐藤秀明 | 小学館 | 2520円 | 再読。『小学館のまほろば歳時記』と名付けられたシリーズの第一集。写真と絵で綴るエッセイです。 北九州地方も遅ればせながら梅雨入りしました。 |
2008/ | 『妊娠した男 催眠セラピストの7つのカルテ』 | ディードリ・バレット (佐々木信雄) |
朝日新聞社 | 1900円 | 図書館で借りて読み、後日注文して買いました。 科学系の読み物です。読みやすいし、面白い。催眠術と言うと胡散臭いイメージがあるのですが、本当にこういう治療法があるなら、興味ある人も多いと思いますね。病院では見かけたことないけどなぁ催眠心理療法科。フロイトは催眠術が下手だったので精神分析を編み出したという話だし、昔は催眠療法が主流だったこともあるんだから、あってもよさそうなものですね。 |
2008/ | 『知っておきたいこの一句』 | 黛まどか | PHP文庫 | 514円 | 新聞に載ってる川柳なんか読んでると、「日本人にユーモアセンスがないなんて嘘だなぁ」と思います。 この本は俳句の本ですが、正直俳句なんか学校の授業以外では関係ないと思ってました。読んでもピンとこないし、と。ところが詠み人の背景と一緒になるとこんなに面白いと感じるものなのですね。 美しい風景を見て、ふと俳句口ずさむ、そんな人になりたいわたし。 |
2008/5/ | 『無伴奏ソナタ』 | O・S・カード | 早川文庫 | 図書館 | 『エンダーのゲーム』の作者の短編集。 |
2008/5/ | 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 | 内田 樹 | 角川書店 | 図書館 | 内田さんの本は何冊かよんでいるんですけど、そうですか格闘技がお好きですか。知らなかった…。「ワンランク下の自分に」と題した最初の節が好きです。 図書館でそこだけ読んで、この本を借りることにしました。タイトルからして疲れたら効きそうでしょう? 「私の拡大家族論」がおすすめの章です。デュルケム曰く大家族には自殺が少ないそうです。ふむふむ。 |
2008/5/25 | 『ヒストリアン』 | エリザベス・コストヴァ (高瀬素子) |
NHK出版 | 図書館 | 歴史家というタイトルに惹かれて読みました。 読みやすいです。描写などにはあまり魅かれませんでしたが、登場人物の何人かはとても魅力的。 もし自分が不死になったとしたら…やはり歴史家兼図書蒐集者になるかもなぁ。 |
2008/4 | 『私のマルクス』 | 佐藤 優 | 文藝春秋 | 1619円 | 1960年生まれの著者の青春、興味深く読みました。 自伝的な作品は大抵なんでも面白いです。体験談は下手な創作より百倍面白いし、色んな発見がありますね。もっと多くの人が書いてくれればいいと思います。 著者は2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕された元ノンキャリ外務省職員。怪僧ラスプーチンというあだ名でメディアに叩かれました。 それはそうと今は亡き同時通訳者・作家の米原万里氏はロシア語通訳でした。ロシアがらみの人は個性的で面白い人が多いんでしょうか。 |
2007/ | 『仏教は心の科学』 | アルボムッレ・スマナサーラ | 宝島社 | 1429円 | スリランカ出身のお坊さんです。上座部仏教(テーラワーダ仏教というそうです)を日本で布教されているようです。戒律の厳しい宗派の僧侶だけあって、生臭さはゼロ。非常に理知的な語りで分かりやすく仏教とは何か、宗教とは何かといったイロハから教えてくれます。 こういう風に分からない人に噛み砕いて分かりやすく教えてくれる教師には、6・3・3・4のどの段階でも一度もお目にかかりませんでした。教師になる予定も仏教徒になる予定もない、という方であっても、一度謦咳に触れるくらいの価値はありそうです。 養老孟司氏、玄侑宗久氏などとの対談や共著もあるようです。 |
2007/ | 『ペトロス叔父と「ゴールドバッハの予測」』 | アポストロス・ドキアディス (酒井武志) |
早川書房 | 1800円 | 「二百年間未解決の難問に挑む天才数学者の奇行と生涯を描く物語」です。 普通という枠におさまらない人間はいっぱいいますが、数学者はひとつの典型でしょう。作者はオーストラリア生まれでパリで高等教育を受けたギリシア人。自然を司る法則の偉大さに圧倒される人間の幸福を、束の間味わうことができました。 |